「介護離職ゼロ」に向けた取り組みを。~ニッポン一億総活躍プランより

まったくその通りだと思います。

平成28年6月閣議決定されたアベノミクスの第2ステージともいうべき「ニッポン一億総活躍プラン」、機会あって改めて読みました。「働き方改革」とか「幼児教育の無償化」とか「奨学金制度の拡充」とか「中小企業経営の革新」とか、SDGsも、すべては繋がっているんですね。

 

以下、抜粋

私達がめざすのは、力強く日本の経済が成長していくとともに、その成長という手段を使って、国民みんながそれぞれの人生を豊かにしていくことを目指していく。一人ひとり、それぞれの人生を大切にする考え方が、一億総活躍であり、国家による押しつけといった、すべてを画一的な価値観にはめ込むような発想とはむしろ対極にある考え方である。誰もがもう一歩前に踏み出すことのできる一億総活躍社会を創り上げることは、今を生きる
私たちの、次世代に対する責任である。
日本の未来を創るのは、他の誰でもない。私たち自身である。

我が国の構造的な問題である少子高齢化に真正面から挑み、「希望を生み出す強い経済」、「夢をつむぐ子育て支援」、「安心につながる社会保障」の「新・三本の矢」の実現を目的とする「一億総活躍社会」の実現に向けて、政府を挙げて取り組んでいきます。

 

誰もが活躍できる一億総活躍社会を創っていくため、「戦後最大の名目GDP600 兆円」「希望出生率1.8」「介護離職ゼロ」という強い大きな目標を掲げ、この3つの的に向かって新しい三本の矢を放つ。

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各項目に興味関心あるのですが、今回は、「介護離職ゼロ」に向けた取り組みについて。

 

総務省の就業構造基本調査によれば、調査時点(平成29年)の直近1年間で「介護・看護のために離職」した人は、9万9000人。うち依然として仕事をしていない人が7万4000人。

現状、介護サービス提供側(要介護者に対して、スタッフ、施設数が不足など)、家族側(介護と仕事の両立がむずかしいなど)、高齢者本人(住み慣れた地域、自宅で過ごしたい)、様々な問題が絡み合っているようです。

 

課題解決のために、

①正しい知識や情報 …「どこに相談すればいいのか」「介護保険制度の理解」

②意識改革 …「制度の誤解や思い込み払拭」「介護は家族でするもの」

③職場や上司の理解 …「フレックスタイムの導入」「環境の整備」「介護に対する精神的、肉体的疲労の理解」

 

「介護」は決して、個人の問題でなく、地域や社会が一体となって支え合えたら、素敵な社会になりますね。

 

「支え合う地域」、あらゆる住民が役割を持ち、支え合いながら、自分らしく活躍できる地域コミュニティの育成に、「情報提供」という観点から関わっていきたいと思います。

 

↓(リンク先)

政府広報オンライン「日本一億総活躍プラン」