見直しておきたい「地震保険」

2024.8.16

 

「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」は解除されました。

 

ニュースなどで見ていて、少し気になることがあります。
注意情報をふまえて、夏休みの予定を変更された方も多かったようです。
それぞれの判断で決めたかことと思いますので、そういった方々を否定するつもりはありません。
大切なことです。

ただ、解除されたからといって、巨大地震が発生する可能性は、依然として無くなったわけではありません。

今後30年以内には巨大地震の発生する確率は高く、甚大な被害が生じる可能性は継続しています。

 

 

今回の「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたことにより、いま一度、自分自身そして家族と、備えと対策について考えてみてください。

 

防災用品の確認や災害発生時の家族の集合場所、避難の優先順位とともに、見直してほしいのが「地震保険」です。
命を守る行動が優先であることは間違いありません。

そして、そのうえで、その後の生活再建について考えてほしいと思うのです。

 

地震保険は、火災保険に付帯して加入します。
対象となるのは、「建物」と「家財」それぞれです。
保険の対象が、「建物」のみの場合、建物内にある家具、食器などの生活用動産、備品は補償されません(保険金は支払われません)。

地震保険は、地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災、損壊、埋没、流失によって損害が生じたときに補償されます。
言い替えると、火災保険では、地震を原因とする火災は補償されません。

実際の損害額(修理費)が補償されるのではなく、損害の程度(全壊・大半壊・小半壊・一部損)に応じて保険金額の一定割合の保険金が支払われます。

 

地震リスクの高まりと発生した場合の被害が甚大になることが想定されるため、地震保険は、被災者の生活の安定を目的として、国による再保険(民間保険会社を協力して引受け)で成り立っています。そのため、各保険会社で補償内容と保険料は一律です。
*特約として別途、独自の補償を追加することは可能です。

 

たしかに、リスクの高まりとともに、ここ数年で保険料改定が続き、保険料負担は高いのが現状です。
そういった場合には、「家財」だけでも付帯しておくことをおすすめしています。

 

 

地震リスクについて、過度の不安や警戒よりも、日頃からの防災意識とともに、ぜひ、地震保険の見直しをおすすめします。

火災保険の証券を見るだけでも、地震保険が付帯されていれば安心に繋がります。
補償内容がよくわからなければ、加入する損害保険会社のコールセンターや契約者相談窓口に問い合わせてみることも有効です。

 

 

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大竹麻佐子      
ファイナンシャルプランナー(CFP) /相続診断士/整理収納アドバイザー       
ゆめプランニング笑顔相続・FP事務所 https://fp-yumeplan.com/ 

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