2025.3.22
「保障を持ちながら、資産形成をしませんか。」
以前、保険募集人をしていたときに、ドル建て終身保険などの資産形成型終身保険を
私もお客様に提案していました。
なので、すべてを否定はしません。
確かに、
「将来の資産形成」と「リスク対策」どちらも大切です。
限られた資金のなかで、それぞれにお金を使うよりも1つの商品でどちらの目的もカバーできるのであれば、それはそれで解決策となり得ます。
でも、
・生活スタイルは変わるので、必要な保障も変わる
・コストはできるだけ抑えたい
という観点で考えてみましょう。
例えば、35歳男性が
家族のために、もしもの場合に備え、死亡保障3000万円の保障を確保したい。
同時に、将来の老後資金のために資産形成もしたい。
というケースでは…
【パターン①】保険金額3000万円 終身保険で備える
・保険料の払込みを現役時代の60歳までとすると、月々の保険料は72000円
・もしもの場合には、死亡保険金として遺族に3000万円が支払われる
・65歳時点で約2500万円の解約返戻金となり、葬式費用など必要な保障を残して一部解約することで老後資金を確保できる
終身保険あれば「貯蓄性」があるので、どちらの要望も叶えることができます。
1つの商品で管理できるのはメリットです。円建てであれば為替リスクもないし、保険会社が破綻しない限り、確実に貯めて、確実に資金を受け取ることができます。運用も保険会社任せなので面倒がないです。その手数料は、保険関係費として保険料に含まれています。
ただし、35歳の世帯主にとって、保険料負担が重すぎます。
保険金額(保障)を下げると、負担は軽減されますが、もしもの場合に遺族の生活を守ることができるのか課題が残ります。
ドル建てであれば、保険料負担の軽減も可能と思われますが、為替リスクが伴うため受取り額が変動することを考慮すべきです。
【パターン②】子育て世代の保障は「定期保険(かけすて)」、老後資金は「NISA」で準備する
★定期保険… 保険金額3000万円 保険期間25年 →保険料 6500円/月あたり
★NISA… 毎月33500円 運用利回り5.0%
保障は、かけすての定期保険で保険料負担を抑えつつ、老後資金確保のためにNISAを活用します。全体を通して、年利回り5.0%での運用を見込むと、60歳時に1960万円となります。その後は積立てせず年3.0%で運用した場合、5年後に2270万円となります。
家計からの支出は、月あたり計40000円ですが、子育てが一段落したら積立額を増やすことで目標額に近づけるなど臨機応変に対応できるのがメリットです。
逆に、子育てが大変な時期に積立額を減らすと、目標額に到達しないことが想定されます。
つまり、自分自身で投資先や運用状況と確認しつつ、コントロールしなければなりません。
とは言え、それこそが「これから」を生きるために必要なことだと思います。
あとは、子育てが終わった後の保障が途切れること。配偶者の生活や相続対策(まだ先のことだけど)について考える必要があります。
極端な例でお伝えしていますが、どちらか一方ということでなく、どちらが正解ということでもなく、それぞれの事情に応じたバランスが大切なんです。
個人的には、パターン②で備えることをお勧めしています。
なお、老後に向けた資産形成の手段は、NISAだけでなく、iDeCoも有力候補となります。
どちらも税制優遇があるのは共通するメリットです。
iDeCoも2025年4月以降、拠出上限額が緩和され、使い勝手がよくなりました。とは言え、会社員であれば、臨機応変な対応ができるNISAが最有力かと思われます。
(個人事業主にはiDeCo優先をオススメしてます)
迷ったときには、ぜひご相談ください。
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